【2027年度版】歯学部受験対策|国公立・私立の入試科目、勉強法、面接・小論文を解説
2027年度 歯学部入試対策
【2027年度版】歯学部受験対策|国公立・私立の入試科目、勉強法、面接・小論文対策を解説
2027年度の歯学部入試では、英語・数学・理科の学力対策だけでなく、大学入学共通テスト、面接、小論文、志望理由書、学校推薦型選抜・総合型選抜への対応も重要です。
本記事では、国公立大学と私立大学の違い、科目別の勉強法、志望校の選び方、入学後の進級・CBT・歯科医師国家試験まで見据えた受験戦略を詳しく解説します。
最終更新:2026年7月3日
この記事の結論
国公立歯学部は、大学入学共通テストと個別試験の両方に対応する必要があります。
私立歯学部は大学によって試験科目や配点が大きく異なるため、早期の志望校選定が重要です。
学校推薦型選抜・総合型選抜では、評定、志望理由書、面接、小論文、基礎学力試験などを総合的に評価する大学があります。
歯学部選びでは、偏差値や学費だけでなく、進級支援、卒業状況、CBT・OSCE対策、歯科医師国家試験対策まで確認する必要があります。
2027年度入試の科目・配点・出願条件は、各大学が公表する最新の募集要項で必ず確認してください。
2027年度歯学部入試の基本情報
歯科医師になるには、原則として6年制の歯学部歯学科を卒業し、歯科医師国家試験に合格する必要があります。
したがって、歯学部受験は歯科医師への第一歩ですが、入学すること自体が最終目標ではありません。
志望校を選ぶ際は、入試難易度だけでなく、6年間の学習内容、進級判定、臨床実習、CBT・OSCE、卒業試験、歯科医師国家試験まで見通して判断することが大切です。
2027年度大学入学共通テストの日程
2027年度、令和9年度大学入学共通テストは、次の日程で実施されます。
2027年1月16日(土)・17日(日)
主な選抜方式
| 選抜方式 | 主な評価内容 | 対策のポイント |
|---|---|---|
| 一般選抜 | 学科試験、共通テスト、面接、小論文など | 得点力と大学別過去問対策 |
| 学校推薦型選抜 | 評定、推薦書、志望理由書、面接、小論文、基礎学力など | 出願条件の確認と早期準備 |
| 総合型選抜 | 活動実績、志望理由、面接、プレゼンテーション、学力確認など | 志望動機と歯科医療への理解 |
| 共通テスト利用 | 大学入学共通テストの得点 | 必要科目と配点の確認 |
同じ大学でも選抜方式によって試験科目、配点、出願資格、募集人数が異なります。
「私立だから3科目」「推薦だから学力試験はない」と決めつけず、必ず最新の募集要項を確認しましょう。
国公立歯学部の入試科目と対策
国公立大学の歯学部では、多くの場合、大学入学共通テストと大学ごとの個別試験を組み合わせて合否を判定します。
共通テストでは幅広い科目が必要になるため、英語・数学・理科だけに偏らず、国語、地理歴史・公民、情報なども含めた総合的な学習が必要です。
大学入学共通テスト
必要科目と配点は大学によって異なりますが、一般的には国語、地理歴史・公民、数学、理科、外国語、情報などが対象になります。
歯学部は理系学部ですが、国語や地理歴史・公民の失点が合否に影響することもあります。
共通テスト対策のポイント
・夏までに全科目の基礎範囲を一通り完成させる
・時間を測った演習を早い段階から取り入れる
・大学ごとの科目別配点を確認して優先順位を決める
・苦手科目を放置せず、最低得点を引き上げる
・秋以降は共通テスト形式の問題演習を増やす
個別試験
個別試験では、英語、数学、理科、面接などが課される大学が多く、大学によっては小論文や総合問題を実施します。
共通テストで高得点を取るだけではなく、記述式問題に対応できる思考力と答案作成力が必要です。
国公立歯学部を目指す場合は、共通テスト対策と個別試験対策を完全に分けるのではなく、基礎知識を共通化しながら、記述問題、論述問題、大学別過去問へ段階的に進むことが重要です。
私立歯学部の入試科目と対策
私立歯学部の一般選抜では、英語、数学、理科を中心とする大学が多い一方、必要科目数、選択方法、面接、小論文の有無は大学ごとに異なります。
理科1科目で受験できる方式や、英語・数学・理科から科目を選択する方式、共通テストの得点を利用する方式などもあります。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 試験科目 | 英語・数学・理科の必須、選択条件 |
| 理科の選択 | 化学・生物・物理の指定と必要科目数 |
| 配点 | 得意科目を生かせる配点か |
| 面接・小論文 | 実施形式、時間、過去の質問・テーマ |
| 複数日程 | 前期・後期・共通テスト利用などの併願可否 |
| 特待生制度 | 対象方式、免除額、継続条件 |
私立歯学部は志望校を早めに絞る
私立歯学部では大学ごとの出題傾向に違いがあります。
標準問題を重視する大学、計算量の多い数学を出題する大学、理科の知識を細かく問う大学、面接を重視する大学など、それぞれに特徴があります。
志望校が決まらないまま広い範囲を勉強し続けると、対策が浅くなることがあります。
夏から秋にかけて志望校群を整理し、基礎力を固めたうえで大学別の過去問分析へ進みましょう。
「定員割れの大学があるから歯学部は簡単」とは限りません。入試倍率だけでなく、入学後の進級、卒業、国家試験まで含めて大学を選ぶことが重要です。
学校推薦型選抜・総合型選抜の対策
学校推薦型選抜や総合型選抜では、学力だけでなく、歯科医師を目指す理由、学習意欲、コミュニケーション能力、倫理観、医療への理解などが確認されます。
ただし、「推薦なら勉強しなくてよい」という意味ではありません。
基礎学力試験、適性試験、共通テスト、口頭試問などを課す大学もあるため、一般選抜にも対応できる学力を維持しておくことが大切です。
志望理由書
なぜ歯科医師を目指すのか、なぜその大学なのか、将来どのように歯科医療へ貢献したいのかを具体化します。
面接
志望理由書との一貫性、医療人としての適性、他者との関わり方、質問に対して自分の言葉で答える力を確認します。
小論文
医療、歯科医療、高齢社会、地域医療、医療倫理、予防歯科などを題材に、論理的に説明する力を養います。
推薦・総合型選抜では、願書の内容と面接での回答が一致していることが重要です。
模範回答を暗記するのではなく、自分の経験や問題意識を歯科医療への志望につなげて説明できるようにしましょう。
歯学部受験の科目別勉強法
英語
英語は、多くの歯学部入試で必要となる重要科目です。
単語と文法を早期に固め、英文解釈、長文読解、過去問演習へ進みます。
医療や科学を題材とした文章が出題されても対応できるよう、文章全体の論理構造を把握する練習が必要です。
数学
数学では、公式の暗記だけでなく、問題文から必要な条件を読み取り、解法を組み立てる力が求められます。
教科書例題と標準問題を確実に解ける状態にしたうえで、志望大学の出題分野と時間配分を分析しましょう。
化学
化学は、歯学部入試だけでなく、入学後の生化学、薬理学、歯科理工学、材料学などにつながる重要な科目です。
理論化学の計算、無機化学の知識、有機化学の構造理解をバランスよく学び、知識を関連づけて説明できる状態を目指します。
生物
生物は、細胞、遺伝、代謝、恒常性、免疫、神経など、歯学部入学後の基礎医学と深く関係します。
用語だけを暗記するのではなく、「なぜその現象が起こるのか」を図や流れで説明できるようにしましょう。
物理
物理は、力学、波動、電磁気、熱力学などを通して論理的な問題処理力を養える科目です。
入学後も、画像診断、放射線、歯科材料、咬合や力の作用を理解する際に物理的な考え方が役立ちます。
国語・地理歴史・公民・情報
国公立歯学部を受験する場合は、共通テストで必要となる文系科目や情報も軽視できません。
理系科目との時間配分を考え、早い時期から少しずつ学習を継続することが重要です。
直前期に一気に仕上げようとすると、英語・数学・理科の学習時間を圧迫しやすくなります。
歯学部の面接・小論文対策
面接で準備したい主なテーマ
・歯科医師を目指した理由
・医学部ではなく歯学部を選んだ理由
・その大学を志望する理由
・理想とする歯科医師像
・地域医療や高齢者歯科医療への関心
・これまで努力した経験や失敗から学んだこと
・多職種と連携するために必要な姿勢
・医療倫理や患者とのコミュニケーションについて
面接では、華やかな経歴や完璧な回答よりも、質問を正しく理解し、自分の考えを誠実に伝えられることが大切です。
志望理由書の内容を丸暗記するのではなく、異なる角度から質問されても説明できるように準備します。
小論文の基本構成
テーマと論点を整理
結論を明確に示す
根拠を示して説明
歯科医療と結びつける
小論文は知識量だけを競う試験ではありません。
設問の条件に沿って、自分の主張、理由、具体例を論理的に組み立てる練習が必要です。
書いた答案は第三者に添削してもらい、論理の飛躍や表現の曖昧さを修正しましょう。
歯学部を選ぶときに確認したい7つのポイント
現在の学力や得意科目を生かせる入試方式があるか確認します。
授業料だけでなく、入学金、施設費、実習費、教材費、住居費も含めて考えます。
補習、再試験対策、学習相談、低学年からの支援体制を確認します。
共用試験や臨床実習に向けた大学の教育体制を確認します。
国家試験合格率だけでなく、入学者が6年間で卒業し受験できているかという視点も重要です。
臨床実習の内容、附属病院、設備、患者との接点などを確認します。
大学の理念、カリキュラム、学生支援、キャンパスの雰囲気をオープンキャンパスで確認します。
第119回歯科医師国家試験の結果
2026年に実施された第119回歯科医師国家試験は、全体合格率61.9%、新卒合格率80.2%でした。
歯学部を選ぶ際は、入学のしやすさだけでなく、卒業と国家試験合格まで支える教育体制を確認しましょう。
2027年度歯学部入試までの学習計画
| 時期 | 学力対策 | 出願・面接対策 |
|---|---|---|
| 夏まで | 英語・数学・理科の基礎完成、共通テスト科目の弱点確認 | 大学研究、オープンキャンパス、選抜方式の確認 |
| 9月~11月 | 標準問題、大学別過去問、共通テスト形式演習 | 推薦・総合型出願、志望理由書、面接、小論文 |
| 12月~1月前半 | 共通テスト対策、知識の総点検、時間配分の確立 | 出願校の最終確認、願書準備 |
| 1月後半~2月 | 私立大学・国公立個別試験の過去問と弱点補強 | 大学別面接、志望理由の再確認 |
| 合格後 | 生物・化学などの復習、入学前学習 | 6年間の学習計画と生活準備 |
歯学部合格はゴールではなく、歯科医師へのスタート
歯学部では、入学後に生物学、化学、解剖学、生理学、生化学、病理学、薬理学、歯科理工学、保存学、補綴学、口腔外科学など、膨大な内容を学びます。
受験科目を単なる合格のための知識として終わらせず、入学後の基礎医学・歯学へつながる形で理解することが、進級、CBT・OSCE、卒業試験、歯科医師国家試験の対策にもつながります。
2027年度歯学部受験に関するよくある質問
CES歯科医師国試予備校の各コース
CES歯科医師国試予備校では、歯学部受験から入学前学習、進級、CBT・OSCE、卒業試験、歯科医師国家試験まで、学年と目的に応じたマンツーマン指導を行っています。
歯学部受験対策コース国公立・私立、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜に対応。英語・数学・理科、面接、小論文を個別に指導します。
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リメディアルコース歯学部合格後から1年生までを対象に、生物・化学などの高校内容を復習し、基礎医学・歯学への接続を支援します。
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進級・卒業試験対策コース大学の授業プリント、定期試験、再試験、過去問に合わせて、基礎医学から臨床科目までマンツーマンで対策します。
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CBT・OSCE対策コースCBTの広い出題範囲を整理し、基礎と臨床を関連づけて学習。OSCEに向けた知識・技能・態度の確認にも対応します。
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歯科医師国家試験対策コース現役生・既卒生を対象に、苦手科目、必修問題、一般問題、臨床実地問題、過去問、学習計画を個別に指導します。
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CES歯科医師国試予備校
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執筆者紹介
岩崎陽一(いわさき よういち)
株式会社アクト代表取締役/CES歯科医師国試予備校運営責任者
大手学習塾、国家試験予備校、医学部受験予備校での勤務を経て、2011年に株式会社アクトを創業。
CES歯科医師国試予備校をはじめ、医学・歯学・薬学・看護・心理・獣医学分野の受験、進級、国家試験対策に携わっています。
歯学部受験を入学だけで終わらせず、入学後の進級、CBT・OSCE、卒業試験、歯科医師国家試験まで一貫して見通す教育を重視しています。
まとめ|2027年度歯学部入試は早期の志望校分析が重要
2027年度の歯学部入試では、国公立・私立、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜によって必要な対策が異なります。
まずは志望大学の試験科目、配点、面接・小論文、出願条件を確認し、現在の学力との差を整理しましょう。
歯学部受験では、目の前の入試に合格することだけでなく、6年間学び続け、歯科医師国家試験に合格できる力を身につけることが大切です。
CES歯科医師国試予備校では、歯学部受験から入学後の進級・CBT・OSCE・卒業試験・国家試験まで、完全マンツーマン指導でサポートしています。