【歯学部応援コンテンツ】現役の口腔歯科医師が教える。歯学部受験の対策Part1「入試科目・勉強法」
<part1>歯学部受験の為の対策(入試科目・勉強方法)をお教え致します。
■はじめに
歯科医師になろうとするなら、歯科医師国家試験を受験して合格しなければなりません。その歯科医師国家試験を受験するために必要なのが、歯学部での6年間の教育を受けて卒業することです。これは必須条件です。
今回は、歯学部に入学するための対策として、受験科目や勉強法について紹介します。
歯科医師国家試験の施行について
※厚生労働省HP参照
■大学歯学部・歯科大学について
歯学部歯学科は、総合大学の歯学部か単科大学の歯科大学歯学部に設置されています。
それぞれ国公立大学と私立大学があり、受験科目は異なっています。
■国公立大学
国公立大学の歯学部・歯科大学の受験科目は、ほぼ共通しています。
国公立大学の受験科目
前期試験:
一次試験はセンター試験です。
センター試験の科目は英語・国語・数学・社会(日本史・世界史・地理からの1科目選択)・理科(物理・化学・生物からの2科目選択)です。
歯学部は理系科目ですが、上記からわかりますように文系科目も無視できません。
受験勉強では、理系から文系までまんべんなく勉強しておかなければならないといえます。
2018年度(平成30年度)センター試験科目一覧(国公立入試・私立センター利用入試)
二次試験では、筆記試験が行われます。受験科目は理系科目にしぼられます。英語・数学・理科(物理・化学・生物からの2科目選択)です。そして5〜10分間程度の面接試験も行なわれます。
後期試験:
一次試験は、前期試験と同じく後期試験もセンター試験です。
後期試験でもセンター試験の受験科目の条件は同じです。ただし前期試験よりも点数は上がっています。
二次試験は、面接試験や小論文試験が多いです。
前期試験と異なり、教養が問われます。
■私立大学
私立大学の歯学部・歯科大学の入試方式は、国公立大学とは異なり、大学ごとに特色があり、大学によって異なります。受験科目についても各大学、それぞれ違いがあります。
私立大学の受験科目
一般的に国公立大学とは異なり、一次試験として筆記試験がおこなわれますが、受験科目は英語・数学・理科( 物理・化学・生物からの2科目選択 )の理系科目に限られます。これら三科目が必須かというとそうでもなく、必須科目と選択科目の違いも大学ごとの特色といえるでしょう。国語がある大学もありますが、岩手医科大学、日本歯科大学(新潟歯学部)、神奈川歯科大学など一部の大学に限られますし、それも選択科目です。
それに、二次試験として面接試験や小論文試験が加えられます。
○国語・面接・小論文試験が課せられる大学一覧
国語 ※国語に関しては選択制です。「日本歯科大学」「日本歯科大学(新潟歯学部)」「神奈川歯科大学」 面接「岩手医科大学」「奥羽大学」「明海大学」「東京歯科大学」「昭和大学」「日本大学」「日本大学(松戸歯学部)」「日本歯科大学」「日本歯科大学(新潟歯学部)」「神奈川歯科大学」「鶴見大学」「松本歯科大学」「朝日大学」「愛知学院大学」「大阪歯科大学」「福岡歯科大学」 小論文「東京歯科大学」「日本大学」「日本大学(松戸歯学部)」「神奈川歯科大学」「鶴見大学」「松本歯科大学」「愛知学院大学」「大阪歯科大学」「福岡歯科大学」
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■まとめ
国公立大学を狙うか、私立大学一本でいくのかで、受験勉強の科目は異なってきます。
国公立大学を受験するなら、すべての教科をまんべんなく勉強しておかなければなりませんが、特に英語・数学・理科は特に頑張っておいた方がいいでしょう。
私立大学では、受験しようと思う大学をしぼって、受験科目を特定すると効率的です。しかし、ギリギリまで迷う場合は、英語・数学・理科を区別なく勉強しておいた方がいいでしょう。
面接試験では、受験した動機や卒業後の歯科医師像などをあらかじめ考えておいて望むことをお勧めします。
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