【2026年】第119回歯科医師国家試験の解説 C21
第119回薬剤師国家試験で特徴的だった問題をピックアップして紹介していきます。
問題文
問C21
76歳の男性。飲水時のむせを主訴として来院した。反回神経麻痺の既往があるが、現在、通院治療はしていないという。日常の食事形態への配慮はないという。栄養状態およびチェアサイドでのスクリーニングの結果を表に示す。嚥下内視鏡検査時の写真(別冊No.2)を別に示す。
| 項目 | 指標 | 結果 |
|---|---|---|
| 身長 | 168 cm | |
| 体重 | 65.5 kg | |
| MNA-SF | 11ポイント以下で低栄養リスクあり | 13ポイント |
| RSST | 2回以下で問題あり | 6回 |
| MWST | 3店以下で問題あり | 3点 |
| 咳テスト | むせなしで陽性 | 陰性 |
| 開鼻声 | なし | |
| 嗄声 | なし | |
| 舌圧 | 30 kPa未満で低下 | 35 kPa |
(写真省略)
直ちに行うべき対応はどれか。1つ選べ。
a 交互嚥下
b 舌抵抗訓練
c 食形態の変更
d 液体へのとろみ付与
e 舌接触補助床の製作
正答
d
解説
息こらえ時に声門が少し開いており、現時点では誤嚥が不可避の状態だと考えられるため、少しでも誤嚥しにくいように液体へとろみを付与するのは急務です。aは口腔や咽頭に食物残渣が残る場合、bは舌圧に問題がある場合、cは嚥下の筋力や栄養に問題がある場合、eは開鼻声がある場合などによく選択されます。唾液が少し溜まっていることからaを選択した方もいるかもしれませんが、声門閉鎖不全によりとろみの方が急務となるに加え、サラサラしているために唾液が飲み込みにくくなっているとも考えられるためdの方が妥当になります。